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NHK教育で行こう!

2009-08-22

[]7・8月の歌「ぼくらのうた」 09:07

もうすぐ放送も終わりそうですが、書き忘れていた「ぼくらのうた」。

初めて聞いたときは、正直言ってびっくりしました。元プリンセスプリンセスの岸谷(旧姓奥居)香さん作詞作曲。我々世代にとっては印象の強い、良くも悪くも(別に悪くはないが好き嫌いはあるって意味で)耳馴染みのあるプリプリでありますが、そういう人が「おかいつ」向けにどんな曲を提供したかと思ったら……

もうそのまんま、プリプリ以外の何者でもありませんでした。

3歳児向けの番組で、この曲ですか! テンポもメロディーもまさにあの時代のJ-POP。というより、これそのまま、一般向けのJ-POPにしても全然おかしくないです。歌詞はやや子ども向けにはなってるけど、でも、まあ幼児向けじゃない。どっちかというと、小学生向けという感じ。学校の音楽の授業の副教材あたりに載ってるとピッタリきそう。

お母さん向けにはともかく、小さい子どもはついていけないんじゃないの、いや確かに耳には心地よい明るい曲なんだけど……と。まあそれが第一印象だったのです。

しかし、2ヶ月聞いてきてみると、けっこう驚き。かなり印象が変わってきました。うちの5歳娘あたりは、歌詞をすっかり覚えて、テレビで曲がかかるとノリノリで歌って踊ってます。いまどきの子は、アニメのOPEDなどでもテンポが早く複雑なメロディーをよく聞いてるもんだから、けっこうすんなりと受け入れてしまうんですね。さすがにそれでも3歳児がノリノリになるのは難しいだろうけど、聞く分には、実はこういう曲も小さい子にとって面白みがないってことはないんだろうな、と認識を改めたのでした。

少なくとも「地球ネコ」よりはずっと親しみやすいだろうw


もう1つ、ずっと聞いてきて思ったのは、たくみお姉さん、このタイプの曲は得意ジャンルだな、ってことでした。

もともとかわいい声なので合う、ということもあるのだけど、この曲の関しては発声が素直で、きても聞きやすいし、曲の起伏のつけ方、表現の仕方もぴったり。サビの途中「うたごえは」と入るところで、すっとpになるあたりの声、めちゃくちゃ優しくて好きだなぁ。ここ、特級の良さがあります。

この歌はたくみ姉ならではの持ち歌になるだろうな、と思いました。完全クラシックタイプの発声では、曲の雰囲気が出ないような気がします。試しに、しょうこ姉がこれを歌ってるところを想像してみましたが、やっぱりなんか違うなぁ、いや全然違うなぁ。


カラオケネタに入れたい1曲。

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2009-07-21

[]夏特集ですな 09:04

いつのまにか夏特集番組が始まってました。先週からだけど。

先週は、コンサート放送3日間+モノランモノラン特集。

今週は、50周年特集で、ゲストを呼びながら、昔のおかあさんといっしょビデオ(時代的にはフィルムか)を鑑賞する、という内容。

実は昨日は見ていません。お盆再放送があるようなので、まあいいか。

今日体操のお兄さん特集の回で、ゲスト弘道お兄さん

よしお兄さんと一緒に並んでぱわわっぷしているのを見ると、弘道さんがよし兄に比べてぐんと小柄なのが分かって驚き。がっちり型なので大柄な印象があるけど、いや、よし兄が意外と大柄なのか。ゆうぞうしょうこと並んでいた時は小柄な印象は全くなかったからなあ。

そういえば、器械体操の人って、あまり大柄な人いないなあ。

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2009-06-24

[]ミラーアート 11:24

今朝の放送で、「ミラーアート」のコーナー、斜め写しのアングルが入っていた。

ミラーアート」、これまでは正面からのアングルしか写していなかったんだけど、もしかして、あれが、鏡を使って左右対称にものが写し出されることを利用した遊びであることに気づいていなかった、という意見、あるいは苦情があったとか?

確かに、コーナータイトルは「ミラーアート」なんだけど、鏡があることを写し出したところは今までなかったんだよね。「ミラー」が「鏡」であることを知らなければ、なんじゃこりゃ? だったんだろうなあ。

今日の斜めアングルで、そこに鏡があること、その鏡を利用して2人の人が遊んでいることが画像的にはっきり分かって、すっきりした子もいるのかな。

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2009-06-10

[]6月の歌「ほっとけーきはすてき」 12:24

そういえば、ずっと書くのを忘れていた、今月の月歌。

「ほっとけーきはすてき」。

好きだなぁー、この雰囲気。ほわぁんと力抜けた子ども声、たくみお姉さんのいいところが出てる。りょうこ姉の「あめふりりんちゃん」や「ハオハオ」の雰囲気だけど、またちょっと違う。どこのへんが違うかというと、曲の途中での、子どもセリフになるところで、いい感じにすねた感じが出ているところ。ただほわぁんとしてるのではなく、「あぁ~もうやんなっちゃう、こどもだってこういうときあるんだよぉ」っていう「やんなっちゃう」がよく出てる。

こういうの得意なんだ、意外だけど好感度アップ!って思いました。

たくみ姉、すねる表現が得意なのかもね。


曲自体も秀逸。ちょっとけだるいブルージーな。

「ほっとけーきはすてき」のフレーズは初めて聞いたときから耳にループして離れませんでした。ホットケーキというおやつイメージをよく表しています。ショートケーキのような華やかさはないし、甘みも少なめでシロップかけないとちょっと物足りないけど、作り方も簡単で、庶民的で素朴な、そしてつくりたての温かさをしみじみ感じるような。だよねー、なにかちょっと嫌なことがあっても、焼きたてのホットケーキバターのせてメープルシロップかけて食べると、なんだかふかっとして、気持ちがやわらぐよね。こういうのは甘みが薄くて刺激があまりないのがいい。

っていうのを、いきなり聞きながら自分自身でどっぷりしみじみ感じてしまって、感情移入しちゃったんだな。この曲は。

また「ホットケーキ」でなくて「ほっとけーき」なのも、とってもいい。「ほっと(する)」とちょっとかけてるような。おかいつ世代のお母さんたちだと定番絵本しろくまちゃんのほっとけーき」をふっと思い出すかも。ひらがなのふんわり感がとても合ってます。

アニメも好き。「あそびだいすき!」で靴下の履き方やシャツのたたみ方を教えるコーナーでアニメやっていた方ですよね。あのときから絵柄が好きでした。


個人的には、ひさびさにど真ん中ヒットな月歌です。

曲、歌、アニメ3拍子揃ったコンボにがっつりやられました。

gegegege2009/06/23 16:40私もこの歌大好きです。
「たくみお姉さん」でないと歌えない歌だなぁ思いました。「りんちゃん」はやっぱり「りょうこお姉さん」がぴったりだし・・。
こういった歌がどんどん増えてくるんでしょうね。

azumyazumy2009/06/24 08:11>gegeさん
コメントをありがとうございます。
今月の歌は、その時の歌い手にあわせて作ったのかな、と思われる曲が出てくるときがやはり楽しみですね。この曲は、他の人が歌ったとき、「やっぱりたくみお姉さんがい一番合ってるね」と言われる歌になりそうな気がします。

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2009-06-04

[]「知るや君」のこだわり 08:42

今「シャキーン!」で流れている曲、「知るや君」。

島崎藤村の詩「知るや君」に曲をつけたもので、同時に、同じメロディで現代語訳歌詞のバージョンもある。続けて放送されたことがないので、1番、2番ということではなく、別々の曲ということなのかな。

曲調は明るくて心地よく、サキタハヂメらしい曲というのか、これまで「シャキーン!」で歌われてきた曲の系列というか。「みずのたび」とか「ポジドラタッチ」などの曲調の系列

原詩の美しさはもちろん、現代語訳も過不足なくきれいな訳で、歌にもあっている。聞いていて気持ちよくて好き。


この「知るや君」、よく聞くと原詩バージョンと現代語バージョンで少しメロディが違う。

繰り返し出てくる「知るや君」、現代語では「しってるかい」というフレーズなのだが、

「知るや君」→ファソミシド*1

「しってるかい」→ファソミレド

と歌っている。

わざわざ変えているという、このこだわり。

原則としては「しってるかい」は一連の流れとして、極端に強いアクセントをつける場所はない。また、「君」はアクセントなしで発音する言葉で、「き」にアクセントがあることはない。どちらかといえば、「み」が強くなる傾向があるだろう。

この原則からいくと、「君」に「レド」とあてるより「シド」とあてたほうが「君」という言葉がより自然に聞こえるし、「知るや」と「君」の文節の分かれが明確になり、聞き取りやすい。一方、「しってるかい」は「る」ががくんと低い音になると流れが変なので、高い音から順に下りてくるメロディのほうが聞き取りやすくなる、というわけだ。


もともとの言葉アクセントメロディの動きが著しく異なると別の言葉に聞こえてしまったり、聞いていて違和感が生じたりすることがあるけれど、最近ポップスに慣れるとちょっとした違いではあまり聞いている側も困らない。

そういう意味では「知るや君」が「ファソミレド」でもあまり違和感はないな、とも思うけれど、ここであえて原則に従ってメロディラインを変えているところが、作曲者の美しいこだわりなんだろうな、こういうところ好きだな、と毎日のように聞いていて思うのでした。


ちなみに、NHK教育つながりでも、メロディラインが原則に従わなかったためとても変に聞こえる例がありました。前にも書いたような気もするけど。

ゆうぞう・しょうこ時代の月歌「かぜ(風)のおはなし」だが、サビのところで「かぜのおはなしだよ」というフレーズがある。ここのメロディが、

かぜの おはなしだよ

ドシラ ドミレドシド*2

という流れ。

「風」は「君」同様、辞書的にはアクセントがなく、通常の会話では後ろの「ぜ」のほうが強く発音される傾向の語。もうこのメロディラインが当時、どうにも気色悪くて、気になって気になって。「風邪のおはなし」と頭の中で自動変換してしまうんですね。「風」と「風邪」は同じアクセントのはずなのに、なぜだろう。人間の脳って不思議

上記の「知るや君」をシドでなくレドで歌うのと大して変わらないようにも思うが、聞いた感じは大違い。フレーズの頭だから目立つのかな。試しに歌詞を、例えば「君のおはなしだよ」と置き換えて歌ってみると、やっぱり気色悪い。

これが「ドシラ」でなく「ドドラ」ならば、この感触の悪さはぐんと軽減されるんだけどねぇ。

これは、作曲者には悪いけど(ってかの坂田修さんなんですよね)、「やっちゃったなー」と思ってます。今でも。

*1絶対音感ないのて移動ドで音とってます。これも微妙に間違ってるかもしれないけどご愛嬌

*2:前回同様移動ドで書いてます。

なぎゃなぎゃ2009/06/05 00:10はじめまして。いつも読んでます!
簡潔で丁寧な文章が読みやすくて、すごく好きなブログです。更新、楽しみにしてます。

NHK教育に携わる作曲者様の多くは、アクセントの一致をすごくこだわってますよね(^^)
福田和禾子さんの曲なんか特によく見られるなーと思います。(わかりやすいという意味で)
銀ちゃんのラブレターの楽譜なんか、「言葉のアクセントに従って」っていう指示までありますしね。「たんぽぽちゃんとつくしくん」、「木がいっぽん」もわかりやすい例だと思います。

本で読んだのですが、元来歌曲というのは言葉とアクセントを一致させるものだったらしいですよ。クラシックだろうとポップスだろうと。
ただ、ロックやポップスのメロディーを日本語でやるにはそれが難しかったので、もう日本語のアクセントをとって平坦化して、一文字一文字を同等に扱う手法を取っていったらしいです。フレーズがとぎれようが言葉がとぎれようが、というような。
初期の童謡なんか見ても日本語のアクセントに原則的には従順ですよね!
私も、そういったこだわりを貫く作曲者さまに対して「いいなー」と思って聞いてます(*^^*)
あと、子どもの歌は詞先行・ポップスは曲先行で作られるそうなので、そういう所以もあるのかな、と思います。

風のおはなしのアクセントは私も気になってました…。気になりだすと止まりませんよね。最近は慣れてしまいました(-_-;)
おさむお兄さんはあまり、音楽そのものに対する純粋潔癖なこだわりとか、そういう芸術家?的な気質のないタイプの作曲家なのではないかと思います。
あまり天才肌ではないあたりがおさむお兄さんの魅力だと思って聞いております。そういうとこ大好きです。
ってこれ失礼でしょうか。。。笑

azumyazumy2009/06/05 13:37>なぎゃさん
コメントをありがとうございます。こんな自分勝手にいい加減に書いている日記をお褒めくださり、ありがとうございます。

歌の発祥がそもそも詠唱的なものであるところからして、メロディとアクセントが一致するのが、もっとも古い形の「歌」なのでしょう。メロディとアクセントの一致については、中学だか高校だかの音楽の授業でも習った記憶があります。
童謡作家や、福田先生のようにクラシック出身の方だと、その原則が当然であると同時に、なぎゃさんのおっしゃる通り、まず歌詞ありきで曲が作られるので、自然と言葉のアクセントに沿ったメロディになりやすい、ということもあるのかもしれません。

一方、坂田修さんは、フォーク出身でかつシンガーソングライターなので、先に曲が頭に浮かぶ作り方をされているのかもしれませんね。特に、ギターで曲を作る方は、メロディではなくコード進行がまず頭に浮かぶ方もいらっしゃると聞きます。
それゆえに、従来の童謡とは一線を画すようなタイプの曲も多く、私もおさむお兄さんの曲は好きです。天才肌じゃないというのは褒め言葉なんですよね。素直な、誰にでもすっと入ってくるような、それでいて聞くと「あ、これおさむお兄さんの曲でしょ」とピンとくるような個性があるなあと思います。

クラシック出身ではないはずのサキタさんが、アクセントにこだわりを見せるのは、どちらかというと、曲に対するこだわりではなく、言葉に対するこだわりなのかな、とも感じます。「知るや君」はまさしく、まず歌詞ありき、であり、歌詞こそを伝えたい、という曲ですね。

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